これで乗り物酔いなんて怖くない!楽しいドライブのために気を付けたい事

せっかくの楽しい旅行も乗り物酔いをすると楽しさ半減

せっかくの・・・
今日は日曜日、空は快晴で行楽日和。楽しい家族旅行にいざ出かけよう!という矢先、お子さんが行きの車内で気持ち悪くなってしまったら・・・。
酔ってしまった本人がしんどい思いをするのはもちろんのこと、車内全体の空気が落ち気味になってしまいますよね。
これではせっかくの楽しい旅行も、目的地に到着する前から楽しさ半減です。
長時間のドライブには付き物の「乗り物酔い」。
乗り物酔いのつらい症状は一体どんなメカニズムで起こっているのでしょうか。その有効な対処法とあわせて詳しく解説していきます。

3歳くらいから始まり、小学校高学年でピークに

3歳・・・
乗り物酔いとは、乗り物によって発生する振動が、内耳に存在している身体の平衡感覚を保つための器官、「三半規管」を刺激して起こる様々な症状のことを指します。
乗り物酔いは、この三半規管の成熟度合に大きく関わっています。
0~3歳頃までは平衡機能がまだ未発達なため、乗り物酔いは起こりません。
3歳を過ぎると平衡機能が発達し始めますが、まだ完全には成熟しておらず、この時期に一番乗り物酔いが起こりやすいのです。
一般的に、平衡機能が完全に成熟する中学生~高校生頃になると乗り物酔いは落ち着きます。

市販のお薬が効かない子も・・・

市販の・・・
乗り物酔い対策といえば誰もが最初に思いつくのが「酔い止め薬の服用」でしょう。
酔い止め薬は乗車する1時間から30分前までに服用するのが効果的なのですが、中にはこの酔い止め薬がほとんど効かない子どももいます。
その原因は、重度の刷り込み
以前車に乗った時に酔ってしまってつらかった記憶が積み重なることによって、また今日も酔って気持ち悪くなってしまうのではないか、自分は酔いやすい体質なのではないかという刷り込みが形成されていきます。

有効な乗り物酔い対策は?

有効な・・・
では、具体的にはどのような方法が乗り物酔い対策として有効なのでしょうか。

①酔い止め薬(抗ヒスタミン系薬)を服用する

上でも述べましたが、乗車する1時間から30分前までに服用するのが最も効果的です。

②走行中に読書やゲームをしない

眼を使う細かい作業は酔いをを誘発します。携帯電話やパソコンの使用も避けましょう。

③進行方向を向き体を安定させる

頭を固定することが重要です。きょろきょろしたり後部座席を頻繁に覗き込むことは避けましょう。

④可能ならば窓を開ける

車の独特のにおいが酔いを誘発する可能性があります。積極的に換気を行いましょう。

他にも、満腹または空腹での乗車を避ける柑橘系の飲料を避ける等の対策があります。
そして上でも述べた刷り込みが原因の乗り物酔いの場合、精神的な部分が非常に大きいため、
楽しくおしゃべりをしたり、歌を歌ったりすることで改善されることがあります。
またそのような場合は、飴を舐めたり、いっそ寝てしまうのも効果的です。

刷り込みは普段の生活の中で行われ、次第に深く強いものになっていきます。
そのため、たとえ真実でも、お子さんに向かって「あなたは酔いやすいから・・・」なんて言ってはいけません。
お母さんからの「大丈夫」の一言が、なにより大きい乗り物酔いの解決策となり得るのです。

乗り物酔いは慣れることで克服が可能!

慣れることで
子どものころは乗り物酔いがひどかったけれど、大人になったらいつの間にか治っていた・・・。
そんな方は大勢いらっしゃると思います。
繰り返し車に乗ることで、三半規管がその振動に慣れ、車酔いは改善されていくのです。
しかし、酔うのを恐れて極端に乗車を避けていると、いつまで経っても慣れずに、大人になっても乗り物酔いが改善しない場合があります。

まずは短い距離から、車に乗る事に慣れていきましょう。お子さんの好きな音楽をカーオーディオで流して楽しく歌いながらドライブしたら、きっとお子さんもドライブが大好きになってくれるはずです!

まとめ

まとめ
いかがでしたか?お子さんの乗り物酔いに悩んでいるあなたは、まずは普段の言動でお子さんの車酔いへの不安を煽っていないか、振り返ってみてください。
様々な対策を試してみて、お子さんに合った方法を見つけましょう。家族で楽しくお出かけするために、できることから始めてみては?

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