ごしごし拭くのは間違い！正しい黄砂対策で乗り切ろう

黄砂の成分知っていますか？

毎年春になると花粉と並んで厄介なのが「黄砂」　空がうっすら黄色くかすんでいたり、外に置いてあるも車が白くまだらに汚れてしまった…という覚えのある方も多いと思います。黄砂で汚れてしまった車の上手な洗車方法…の前に、まずは黄砂について少し詳しく見ていきましょう。

この黄砂は、もともと中国を中心とした東アジア内陸の乾燥地域で発生した砂塵が風で日本まで流されてきた物です。主な成分は極小の石英や長石、石膏などで、見ての通り殆どが砂や岩石由来の成分です。また、大気中の硫黄酸化物や窒素酸化物を吸着して汚染物質を含む場合があるというのも、大きな特徴の一つです。

また、黄砂が積もった後に雨が降ったりするともう大変です。一度濡れて固まったり、長いこと置いておいた黄砂の汚れは凝縮してしまってこびりついてしまうので、軽く拭いても落ちるものではありません。

一度こびりついてしまった黄砂汚れをごしごし擦るのは、車体にキズがついてしまうので禁物です。じゃあ、こびりつく前に洗車をしなきゃ！と思われるかもしれませんが、頻繁に洗車をしてしまうとこれまた洗車キズをつくりかねません。

黄砂で汚れた車を洗車する時は天候がとにかく重要です。
まずは天気予報で下記のポイントをチェックしてください。

・曇りがちで強風の吹いていない日
・洗車後数日雨の降らないタイミング

この様な日に洗車をすれば、洗車後の濡れた車にまた黄砂がついてしまう事も防げますし、仕上げをしっかりすれば数日は洗車をしなくても綺麗な状態が保てるかもしれません。
朝起きて車が汚れていたらショックではありますが、まずは焦らず天気予報をチェックです。

黄砂が飛ぶ季節は、黄砂汚れの正しい落とし方をチェックして、車体にキズを付けずに車をきれいにしていきましょう。こまめに洗車を繰り返すことで、黄砂がついてもさっと払うだけで済むような状態を保つことができるようになりますよ！

まずは表面についた汚れを大量の水で洗い流しましょう。
家庭用の高圧洗浄機をお持ちの方はこの段階で使っていただくのが効果的です。

バケツにキャップ1杯ほどのカーシャンプーを入れて、ホースなどで泡立ててください。泡立ったら、スポンジに泡を吸わせて車全体に垂らしていきましょう。洗う順番は屋根からがおすすめです。泡を垂らした面をスポンジで優しく撫でるように擦りながら汚れを落としましょう。

【ココでひと手間】

洗車用粘土という物をご存知でしょうか？700円~1000円程度で市販されているカー用品で、車の表面の汚れを取ることができます。
カーシャンプーで洗う前にこの洗車用粘土で表面の黄砂をぺたぺたと吸着しておくと、シャンプーを使った洗車がはかどりますよ。

全体の汚れを落としたら、また水でシャンプーを洗い流して終了です。

コンディショナーを塗ることで、除去しきれなかった汚れや雨染みを取り除くことができます。
マイクロファイバーのタオルにコーティングコンディショナーを含ませて、車体全体を拭いてあげましょう。

駐車場に水道やホースが無くて自分で洗車はできない…という方も多いと思います。
そんな方は、水なしで汚れを落とせる洗車シートを使ってみるのはいかがでしょうか？

photo by SOFT99

洗車WAXシート　価格：500~1000円程度
汚れを落とす効果の他にワックス効果もあるので、つかい続けることで汚れにくい状態を保つことができます。様々な洗車シートが市販されていますが、キズを付けにくい素材でできているかを基準に選ばれるのがおすすめです。

photo by CHENICS

No　Wet　　価格：5,700円
また、その他にもマイクロファイバータオルにかけて拭くことで、傷の心配をせず汚れを落とすことのできるカー用品もあるので、ぜひ使いやすい物を選んでみてください。

毎日乗る車だからこそ、きれいな状態で気持ち良く乗りたいですよね。正しい洗車方法や便利なカー用品を活用して、黄砂の季節を乗り切ってください！