ドラゴンボールにアラレちゃん…不朽の名作を生み出す鳥山明の乗り物デザインの秘密に迫る!

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こちらの「新型ハスラー」のCM。楽しげな構成が印象に残っている方も多いのではないでしょうか?

こちらのCMに登場する鳥山先生のハスラーのイラスト。もともとデフォルメされた車体とポップなカラーが特徴のハスラーですが、鳥山先生のセンスでさらに愛らしいデザインへと変化していますね。アラレちゃん達とも何の違和感もなくなじんでいます。3次元の物を取り入れても世界観がぶれないなんて…さすが鳥山先生です。なぜこのような緻密なデザインのメカを描くことが出来るのでしょうか。やはり才能?それとも…

鳥山明はメカオタク?!

「車やメカを描かせたら右に出る者はない!」と評判の鳥山先生。あの愛らしいキャラ達とその繊細なメカのデザインのギャップが独自の世界を創り出しています。しかし、違和感なくキャラ達とメカが馴染むのは、やはりあのデフォルメされたメカデザインのおかげです。
例えば、こちらをご覧ください。
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『ミリタリーマニア』という一面

鳥山先生は大のミリタリーマニアであると言われています。そのため、武器や戦車の設計やデザインにも造詣が深いのだとか。さらに、デザイン会社出身かつ大のプラモデル好きであるといった経歴や趣味もあって、このように緻密なデザインのメカを描くことが出来るのです。「好きこそものの上手あれ」とはよく言いますが、こちらの2本足のロボットの安定感やエンジンや銃、さらにはロボットの内側の描き方もさすがに『上手』の域を超えていますよね。これはやはり、『天才』というべきでしょうか。

デフォルメの技術

まるで実在したものをデッサンしたかのようなこのロボットも『絵』としてアラレやがっちゃんなどのキャラクターと違和感なく共存出来ています。これは、鳥山先生のデフォルメ技術の賜物です。こちらの絵では、メカのフォルムに丸みをつけ、キャラクターと同じ2等身に見えるようにするなどの工夫がされていますね。ガスマスクや銃といった物騒なものも鳥山先生にかかればコミカルな世界に溶け込ませることが出来るのです。これぞ、鳥山明ワールド!と言ったところでしょうか。

漫画的にデフォルメしつつもそのメカの一番魅せたい部分はビシッとリアルに描き上げる。そんな画力とメカに関する知識を持った鳥山先生だから出来る神業を十二分に発揮した乗り物デザインはほかにも多数存在します。

見てるだけでワクワクする!!鳥山明が書いた乗りもの4選

1.空飛ぶ三輪車

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「舞空術」で空を飛べる悟空も乗りたくなっちゃう『空飛ぶ三輪車』。
一人乗りで且つジョイスティック的なハンドルであるため、直感で操作できて楽しそうですね。ありそうでなかったデザイン。悟空の楽しそうな表情も頷けます。

2.センベイ作の改造車

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おそらくホンダのナローシティであると思われるこちらの車。センベイが一人乗り用に改造したものに、アラレやがっちゃんが無理やり乗り込んでいます。狭そうだけど楽しそう!タイヤやバンパー部分のデザインは流石鳥山先生、細かく作りこんでありますね。

3.空飛ぶビートル

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空飛ぶ車は誰もが一度は憧れる存在ですよね!フォルクスワーゲン ビートルをオマージュしたような愛らしいフォルムが特徴のこちらの車。かわいいだけでなく、空気抵抗のCD値まで考えられていそうな細かいデザインです。ライト部分やシートのデザインまで凝っており、思わず実在するのではないかと疑ってしまいそうなくらい緻密に描かれています。

4.ブルマさんの改造車

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出典:netalee.com

両側のサイドミラーの下にガトリングガンが刺さっているという斬新なデザインの改造車。車に乗ったままマガジンを変えられるように反対向きに刺さっています。なんて緻密なデザインなのでしょう!タイヤの溝もかなりリアルに描かれていますね。鳥山先生のデフォルメ力と緻密さが化学反応を起こし、なんとも言えない魅力が引き出されています。

もっともっと鳥山明デザインの乗り物が見たい!

いかがでしたか?鳥山先生が描いた魅力溢れる乗り物は作中にまだまだたくさん存在します。ぜひ既存の作品を読み返し、楽しい乗り物はもちろん鳥山明の世界観にどっぷり浸かってみてくださいね!

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