これぞ本場のアメリカンジョーク!!アメリカのバラエティの内容がエグすぎる

アメリカのバラエティ番組が色々衝撃的すぎる、と巷で話題になっている。その番組とは『Maury Show』のことで、『生まれた子どものDNAを鑑定し、男性ゲストが父親であるか否かを調べ、スタジオにいる双方に宣告する』という内容だ。(この時点で日本ではまずありえない番組であることを感じ取っていただけるだろう。)

番組の流れ

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出典:www.stamfordadvocate.com

まず、スタジオに登場した男女のゲストが各々の言い分を主張する。ほとんどの場合、当事者であるカップルは別れている、もしくは別れたがっているかのどちらかである。要するに、「お前が父親だったら慰謝料を取ってやる!」という女性か、「この子の父親は俺じゃないはずだから、慰謝料なんて払わない!」と主張する男性が依頼主なのだ。双方の言い分(言い訳)がぶつかり合い、言い争い・殴り合いが勃発し、司会者モーリー・ポヴィッチ(日本でいう“宮根さん”ポジション)がこれを何とか沈める、というのがお決まりのパターン。その後、モーリーが「我々にDNA鑑定を依頼するのか」と尋ね、同意を得てから正式に鑑定へ回し、一旦番組収録は中断される。
 そして後日、鑑定結果が発表される。観客が「you are the father!」と男性ゲストを煽る中、DNA鑑定の結果が入った封筒がスタジオに届けられ、モーリーが結果を読み上げるのだ。

男性が父親だった場合

これは女性が喜び、男性が絶望の淵に立たされる。「you are the father!」と言われた後の彼のリアクションにご注目。

ものすごい雄叫びをあげながら、天を仰ぎ…
1そして両拳をガンッと床につき…2最後は、司会者のおじさんに優しくなだめられる。3ここまで全力の「Noooooo!」が見れるのもなかなか珍しい。男性の人生はこの番組によって随分変わってしまったのだろうなぁ…と思わず同情してしまった。

男性が父親でなかった場合

こちらはその逆のリアクション。慰謝料請求という重圧から解放された彼のリアクションをお楽しみあれ。

嬉しさのあまり、往年のボルトポーズである。4そして、観客を煽りながら、跳ねたり跳んだり…。身体全体で喜びを表現!5
責任(慰謝料)から解放された喜びの舞を踊っているのだろう。それにしても、なんと晴れやかな笑顔。
対する女性は真逆のリアクション。この女性はクールに立ち去っていくが、中には「絶対に彼の子なのに!!」と譲らない女性もいるらしい。DNA鑑定の結果を見てもなお強気なあたりがアメリカ式。さすが、としか言いようがない。

そして、私が目にした中で一番衝撃的だったのはこちらの動画である。

要するにこういうことらしい。

青服の男性「あの子供は俺の子だ結婚しよう」
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赤服の男性「いーや俺の子に決まっている」
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司会「鑑定の結果…赤の子供ではありません」
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青「よっしゃあああああああああああああああああああああ!」
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司会「そして青の子供でもありません」
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赤・青「!?!?!?」
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女性「!!!!!!」

女性が被害者面していることも理解しかねるが、もっと分からないのは青服の男性のリアクション。
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確認するが、この青服の男性は女性の今の恋人である。それにも関わらず、女性を慰めるような素振りをしているではないか!恋人が他の男と寝たにも関わらずなぜ庇う?!なぜ怒らない?!と日本人である私は思ってしまうのだが、この辺りに日本人とアメリカ人の貞操観念の違いがあるのだろう。全く、異文化交流とは本当に難しいものである。

他にもあるぞ!アメリカの面白&過激バラエティ

★Killer Karaoke (TruTV)

※グロいものや虫が苦手な方は【閲覧注意】

一言でいえば、挑戦者が超過酷な状況で歌い続ける番組。カラオケの採点は観客の反応と歌の精度を合わせたものでスコアされ、最下位のゲストは退場していく、という勝ち抜きの『競技』である。
ゲストが競技者に「何が起ころう、歌を停止しません。」と宣告し、『カラオケ』がスタートする。ゲストは時折、電気ショックを与えられたり、マイクからの水を噴射されたり、虫を踏んづけながら歩いたりと様々ないやがらせを受けながらも歌を歌い続けなければならない、という誰得なのかよく分からない番組である。しかし、『刺激的な面白さ』という点ではある意味正統派アメリカンコメディ―なのかもしれない。出川の鉄板ネタ・熱湯風呂での「押すなよ押すなよ」的な笑いがお好きな方にはおすすめの作品である。

★The Biggest Loser (NBC)

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出典:www.projectcasting.com

勝ち抜き減量リアリティ。体重過多の参加者を施設に集め、徹底して食餌療法とエクササイズによって減量させる。最後まで勝ち残った者、つまり最も減量に成功した優勝者には25万ドルの賞金が与えられる。
見どころは、死にそうになりながら減量に凌ぎを削る中でなぜか次から次へと不思議と生まれる参加者同士、そして参加者と指導者との人間ドラマである。極限状態の中で取る人間の行動やその思考は見ていて興味深いものがあるだろう。

日本の笑いとアメリカの笑いはやっぱり違う…!

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アメリカの笑いは「直接的」、日本の笑いは「間接的」と感じる人が多いようだ。アメリカの刺激的なバラエティの内容は日本人にとって時に『非常識』と感じてしまう。多少の下ネタも笑ってしまえるおおらかな国民性のアメリカに比べると、日本は保守的な傾向にあるからだ。しかし、世の中でグローバル化が進む中、「笑い」のグローバル化が進んでもおかしくはない。みなさんも積極的に外国のバラエティに触れ、その価値観の違いを体感し、楽しんでみてはいかがだろうか?

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